お気に入りのレッスン教材の「5分間単語クイズ」を選択してレッスンをスタートしたのですが・・・。
すんなりレッスンに進めない気になるモノが目に映りまして・・・。
それは!
とっても美人のフィリピン人講師なのですが、おでこに大きな絆創膏が貼ってあるのです!
ワオッ!
これはもう!レッスンどころではありません!
もしも素通りしてしまったら、
気になって!気になって!気になって!
レッスンに集中できないに決まってます!
私:「If you don’t mind me asking, what happened to your forehead ?」
女性におでこのケガの事を聞くのはちょっと失礼なのかなぁ~とは思ったのですが、好奇心に押し切られ、聞いちゃいました。
彼女曰く、
数日前の夜、バケーションで訪れた地にて、トライシクルに乗り、目的の場所に向かっていました。
夜だったこともあり視界が悪く、突然、目の前に現れた大きな障害物をドライバーは必死に避けようと、ハンドルを切ったのですが、側溝のような大きなくぼみにトライシクルもろとも落下してしまい、彼女はフロントガラスに頭をぶつけ何十針も縫うケガをしてしまいましたとさ・・・。
★バイクの横にサイドカーを付けた三輪タクシーです。(※地域によってトライシクルもスタイルが様々です)
一般的なトライシクル▼フロントガラス越しの景色▼
地域によって走っているトライシクルのタイプが違います。
【例えば】
今回彼女が乗ったトライシクルは、サイドカーの前後に座席がある「Moalboal Tricycle」と呼ばれる、セブ島の南の方の地域等で走っているタイプのトライシクルです。
Moalboal Tricycle
環境汚染の問題やインフラの整備の為に約6ヶ月の閉鎖をして、2018年10月に再開をした、ボラカイ島では環境の事を考えてなのか、「電動トライシクル」が走ってました。
電動トライシクル
ボラカイ島に行く際の寄港で利用される事もある、カリボ空港のあるパナイ島では、後部座席が向い合せで座れるタイプのトライシクルが走ってました。
写真では3人しか乗ってませんが、必要とあれば地元の方なら8人位は平気で乗りそうです!
もしもこのような事故が日本のタクシーに乗っている時に起こったとしたら、当然タクシー会社は保険にも入っているでしょうから、ケガの治療費や慰謝料なども受け取れる事でしょう。
ですが、彼女の乗ったトライシクルドライバーさんは保険に加入してませんでした、よって治療費はもちろん慰謝料なんて受け取れるわけはありません。
さらに!
ドライバーさん、全然お金を持っていないので、直接治療費を貰うこともできません。
※トライシクルドライバーの方全員ではありませんが、個人でトライシクルドライバー業をされている方のほとんどが裕福でなくトライシクルで日銭を稼いでいるような生活を送っています。
ですので、彼らが治療費を払いたくても払えないのを彼女も理解している状況なのです。
何とか事故現場近くの病院に行った彼女ですが、もちろん治療費は自腹です。
そこではとりあえず傷口を縫合してもらい処置を終えました。
数日が過ぎ、治療を受けた病院は彼女の住んでいる街とは離れていたので、縫合した傷口を診てもらう為に、地元の病院に行ったところ、
「処置を受けた病院の紹介状を持ってこないと、こちらの病院では対処できません!」と門前払いをくらい、その後2,3か所、病院を廻ったと言ってましたが、どこも同じ対応をだったそうです。
私が、「どうするの?」「自分で抜糸するしかないね!」
と冗談ぽく言うと、
「そーだね~、もしくはモグリの病院に行ってみる!」と言って笑ってました。
さらに、
「ガラスが目に刺さったりしなくてよかった!私はラッキーだった!」と本気で言っているのには驚きました!
そりゃーそうかもしれないけど・・・。
なかなかのポジティブシンキングな彼女でした!
アメリカだったら大裁判になるんだろうなぁ~と、思ってしまうような、彼女の身に起きた出来事を聞き、レッスン教材「5分間単語クイズ」には一切触れずレッスン時間は終了です!
傷の治り具合の確認の為にまた彼女のレッスンを受けたいと思います!
彼女に保険の加入に関して聞いてみました。
フィリピンでは個人で運営しているジプニーやトライシクルはほとんど保険には加入していないようです。
★利用する場合は十分注意が必要ですね~怪我をしても全部自腹ですから。
ちなみに、今回のこのお話しを、
「私のブログに書いてもいいですか?」と聞いたところ、
「もちろん!OK!」と言ってれました!
それと、何と言っても、気になるドライバーさんですが・・・。
無傷!無事でした!
もう無敵です!
そして、トライシクルは彼女のおでこで割られたサイドカーのフロントガラス以外、破損個所は無し!という結果でした。
めでたしめでたし。
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